学会誌・出版物

第13回情報通信学会論文賞

平成23年度第13回論文賞に下記の論文が選定され、平成24年6月23日、国際教養大学で開催された第29回学会大会総会において表彰状と副賞が贈呈されました。

<優秀賞>

浅井澄子 氏

 「日本の音楽市場における媒体間の関係に関する実証分析 」(学会誌第29巻第2号№99 2011年9月発行)

【受賞理由】

本論文は、音楽のダウンロードが普及していくなかでCDの小売やレンタル市場が相互にどう影響を及ぼし合っているかについて実証分析をしたものである。 CDレンタル事業が小売販売に負の影響を及ぼしてはいないこと、ダウンロードが多い楽曲がCD小売市場でもヒットすることなどの相互関係を明らかにした。 これまでの著者の研究成果の頑健性・信頼性を示す論文であり、新規性・論理性の面で優れており、優秀賞に値する。

→大妻女子大学ホームページ掲載記事


佳作

  • 小寺 敦之 氏

    「対人関係の親疎とコミュニケーションメディアの選択に関する研究」(学会誌第29巻第3号№100 2011年12月発行)

    【受賞理由】

    本論文は対人関係の親密度がメディアの選択にどう関わるかに着目したCMC研究であり、親密度によってメディアの位置づけが異なることなどの結果を得てい る。設定課題は目新しいものではないが、実証的かつ着実に結論の裏づけを取った点で信頼性、論理性があると認められる佳作である。

おめでとうございました。