活動状況

第30回国際コミュニケーションフォーラム
「スマート革命―社会イノベーションの実現に向けて―」

開催日 2013年11月22日(金)10:00〜18:00
会 場

東京国際フォーラム ホールD7 (東京都千代田区丸の内3丁目5−1)

テーマ

「スマート革命―社会イノベーションの実現に向けて―」

プログラム

10:00 ~

開会の辞 

会長 三友 仁志
(早稲田大学大学院国際学術院アジア太平洋研究科教授)

祝 辞  

総務省 総務副大臣 上川 陽子
国際通信学会(ITS)会長 エリック・ボーリン
(スウェーデン チャルマーズ工業大学 テクノロジーマネジメント・経済学部教授)

10:30 〜
11:00

記念講演 

桜井 俊 (総務省 総務審議官)

11:00 ~
12:30

基調講演1 

「次なる変化の推進役としてのクラウド・テレビ」
エリー・ノーム (米国 コロンビア大学CITI所長・ビジネススクール教授)

基調講演2 

「周波数革新:今後の周波数需要に応えるには」
ジェラール・ポゴレル(フランス パリ電気通信技術大学名誉教授)

12:30 ~
14:00
昼食休憩

14:00 ~
15:30

ラウンドテーブル1「ICTによる社会革新と新しい価値の創造」

司 会:

菅谷 実(慶應義塾大学メディアコミュニケーション研究所教授)

パネリスト:

稲田 修一(東京大学先端科学技術研究センター特任教授)
梶浦 敏範((株)日立製作所 情報・通信システム社スマート情報システム統括本部上席研究員)
片山 泰祥(日本電信電話(株)代表取締役副社長)
久保田 啓一(日本放送協会 理事・技師長)
鈴木 茂樹(総務省 大臣官房 官房総括審議官(広報、政策企画(主)担当)
エリー・ノーム(米国 コロンビア大学CITI所長・ビジネススクール教授)
ジェラール・ポゴレル(フランス パリ電気通信技術大学名誉教授)

15:30 〜
15:50
休憩
15:50 〜
16:20

基調講演3 

「グローバルな視点に立った政策の必要性:スマートエコシステムの実現のために」
エリック・ボーリン(スウェーデン チャルマーズ工業大学テクノロジーマネジメント・経済学部教授)

16:20 ~
17:50

ラウンドテーブル2「ICTの展開とアジアの成長」

司 会:

三友 仁志(早稲田大学大学院国際学術院アジア太平洋研究科教授)

パネリスト:

寺崎 明(株)野村総合研究所顧問・東京工業大学大学院理工学研究科客員教授)
エリック・ボーリン(スウェーデン チャルマーズ工業大学テクノロジーマネジメント・経済学部教授)
シュウ・ヤン(香港 香港科学技術大学情報システム管理学部教授)
チャンホ・ユーン(韓国 高麗大学経済学部教授)
スーダルマ・ヨナイダルマ(タイ タイ商工大学学長)
ティンジー・ルー(中国 北京郵電大学経営・経済学院教授)
ユリ・リュウ(台湾 国立政治大学ラジオ・テレビ学部教授)

17:50 〜

閉会の辞 

フォーラム実行委員長 福家 秀紀
(駒澤大学グローバル・メディア・スタディーズ学部教授・大学院グローバル・メディア研究科委員長)

18:15 〜 懇親会

* 同時通訳付き
* 一部講演者・パネリストについては、業務等の都合上変更になる場合があります。

参加費

無料(懇親会参加費は別途4000円 懇親会費は当日お支払いください。)

主催 公益財団法人情報通信学会
開催概要

情報通信学会も、今年で創立30周年を迎え、昨年には、当学会の公益財団法人への移行が実現したが、この間に、インターネットの急速な普及とブロー ドバンド化、携帯電話の急速な普及とスマートフォンの爆発的な成長、テレビ放送のデジタル化等、情報メディア環境は大きく変化した。スマートフォンや電子 書籍端末の登場とクラウドサービスの活用によって、電子化した情報が社会経済活動のあらゆる場面で、日常的に利用されている。また、テレビ・新聞などのマ スメディアが伝える情報に加えて、SNSの普及に伴って、消費者が普通に情報を発信し、それを世界中の人が受信することが可能となった。また、グーグルを 中心とした検索エンジンの普及は、メディアの利用形態を変えると同時に、テレビ・新聞等広告に依存した既存メディアのビジネスモデルの転換を迫っている。 さらに、こうしたICTを活用して、スマート革命、即ち様々な状況に柔軟に対応できるようなインテリジェントな仕組みが社会経済活動の様々な分野に浸透 し、社会イノベーションが実現されることが期待されている。
 そこで、今回のフォーラムでは、ICTが今後どのような方向に発展していくのか、その可能性を探ると同時に、デジタル情報の流出や、プライバシー侵害の 可能性等新しい課題にどのように取り組むかの議論を深める。さらに、スマート革命の進行は、自ずから社会経済活動のグローバル化を促し、アジア地域におい ても、その発展のための協力のあり方が問われている。この局面で、学会・研究者の果たすべき役割は何かについて考察するのも当学会の果たすべき重要な役割 の一つであろう。
 以上を踏まえ、まず、記念講演として、総務省の高官から、「総務省で進められているICT成長戦略を中心にして、我が国の取り組みをご紹介頂く。その上 で、基調講演として、米国と欧州の著名な研究者から、ICTの利活用の方向性を論じて頂く。また、学会・研究者の国際協力については、 ITS(International Communications Society)の会長より講演して頂く。
さらに、基調講演を基に、二つのRoundtableにおいて議論を深める

【Roundtable 1】「ICTによる社会革新と新しい価値の創造」
情報通信の各分野における今後の発展と社会経済的に果たすべき役割について、具体例と実現の方向性、将来像をご紹介頂き、議論を深める。

【Roundtable 2】「ICTの展開とアジアの成長」
アジア地域の経済成長と発展に向けてのICTの果たす役割と国際協力のあり方について、各国・地域の実情を踏まえて、紹介して頂き、その中で、学会・研究者の役割について認識を深める。